“めかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目方35.1%
重量32.4%
目量13.5%
体重5.4%
量目5.4%
目貫2.7%
貫目2.7%
2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私のする方が、かえって目方めかたそろうくらい、大病だって何だって、そんな覚束おぼつかない薬で快くなろうとは思えんじゃありませんか。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
アームメットは鰐首がくしゅ獅胴河馬尻かばじりぬえ的合成獣で、もし死人の心臓と直な羽の重量めかたが合わば死人の魂は天に往き得るも
「相かわらずおおきな尻だぜ、台所充満だいどこいっぱいだ。串戯じょうだんじゃねえ。目量めかたにしたら、およそどのくれえ掛るだろう。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おおかめさんの体重めかたは、年をとっていたから、十八、九貫ぐらいだったろうが、そのかわり皮膚がひろがって、どたりとしていたから、おなかの幅や、長く垂れた乳房ちぶさの容積などは
さて象の代りに石を積みて先の印のところまで船の水に没るるを見計らひ、一々石の量目めかたを量り集めなばすなわち象の斤両を得べしと教へられ、道理もっともなりと合点がてんしてこのをもつて天神に答へける。
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
綿で……重いことは膝が折れそう——もっともこの重いのは、あの昔話の、あやしい者がおぶさると途中でひしげるほどに目貫めかたがかかるっていう、そんなのじゃない。そりゃ私にも分っていましたが、……
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「恋の貫目めかたでございますもの。わっしのほうがなお重い!」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
掛声でそのめかたを増すように、うおかしらを、下腹から膝頭ひざがしらへ、じりじりと下ろして行くが
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)