トップ
>
目方
>
めかた
ふりがな文庫
“
目方
(
めかた
)” の例文
この
金貨
(
きんか
)
は、
西
(
にし
)
の
国
(
くに
)
の
金貨
(
きんか
)
だ。この
金貨
(
きんか
)
は、
東
(
ひがし
)
の
国
(
くに
)
の
金貨
(
きんか
)
だ。この
銀貨
(
ぎんか
)
は、
重
(
おも
)
い。しかしこちらの
銀貨
(
ぎんか
)
のほうは、もっと
目方
(
めかた
)
がある。
汽船の中の父と子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私のする方が、かえって
目方
(
めかた
)
が
揃
(
そろ
)
うくらい、大病だって何だって、そんな
覚束
(
おぼつか
)
ない薬で快くなろうとは思えんじゃありませんか。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
故に人を
測
(
はか
)
るについて、
目方
(
めかた
)
をもって
某
(
それがし
)
は
何貫
(
なんがん
)
ときめることは出来る。
丈
(
たけ
)
をもってして某は何
尺
(
じゃく
)
何
寸
(
ずん
)
と定むることも出来る。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
「いったいなんですね?」もう一度じろりとラスコーリニコフを見回して、手で質草の
目方
(
めかた
)
をひきながら彼女は尋ねた。
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
やはり糸の細く
目方
(
めかた
)
のかるいのを、織り出すことを
手柄
(
てがら
)
とするようになって、今いったマハツブの笑い話などが、生まれてくることにもなったのである。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
また
目方
(
めかた
)
にしてもその
通
(
とおり
)
で
此処
(
ここ
)
で十
匁
(
もんめ
)
あるものを赤道直下で
量
(
はか
)
ったらきっと
目方
(
めかた
)
が減る、
更
(
さ
)
らに太陽や惑星の力を受けない世界に行って
目方
(
めかた
)
を
量
(
はか
)
るとしたら
大きな怪物
(新字新仮名)
/
平井金三
(著)
「
鹽
(
しほ
)
がくつゝいてつから
鹽
(
しほ
)
の
目方
(
めかた
)
もあんぞ」
勘次
(
かんじ
)
は
側
(
そば
)
からいつて
笑
(
わら
)
つた。
商人
(
あきんど
)
は
平然
(
へいぜん
)
として
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
實際
(
じつさい
)
の
試驗
(
しけん
)
によると
松
(
まつ
)
の
落
(
お
)
ち
葉
(
ば
)
は、その
目方
(
めかた
)
の
五倍分
(
ごばいぶん
)
の
水
(
みづ
)
をたゝえ、たもつことが
出來
(
でき
)
ます。ですから、
一貫目
(
いつかんめ
)
だけの
分量
(
ぶんりよう
)
の
松
(
まつ
)
の
落
(
お
)
ち
葉
(
ば
)
は、
五貫目
(
ごかんめ
)
の
水
(
みづ
)
を
含
(
ふく
)
むことになります。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
身長五尺二寸と云ふ小兵の上に骨細の私がそんな
目方
(
めかた
)
になつたのだから、腕にも、脚にも、鼻の頭にも、頬ツぺたにも
贅肉
(
ぜいにく
)
が垂れ下り、指の附け根や臀の上には赤ん坊のやうなゑくぼが出来
青春物語:02 青春物語
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「それがサ」と、長兄の阮小二は、ちょっと自分の頭を叩いて——「
目方
(
めかた
)
十四、五斤の
金鯉
(
きんごい
)
を十
尾
(
ぴき
)
ほど揃えてくれと仰ッしゃるんだが……近ごろの漁場じゃ、おいそれとは、とれそうもねえや。 ...
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そりや
高
(
たか
)
いよ
幾何々々
(
いくら/\
)
に
御負
(
おま
)
けなどゝ
云
(
い
)
はれると、「
値
(
ね
)
ぢやねえね」とか、「
拜
(
をが
)
むからそれで
買
(
か
)
つて
御呉
(
おく
)
れ」とか、「まあ
目方
(
めかた
)
を
見
(
み
)
て
御呉
(
おく
)
れ」とか
凡
(
すべ
)
て
異樣
(
いやう
)
な
田舍
(
ゐなか
)
びた
答
(
こたへ
)
をした。その
度
(
たび
)
に
皆
(
みんな
)
が
笑
(
わら
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
目方
(
めかた
)
四百九十五
匁
(
もんめ
)
二百八十一匁 二百十四匁
禾花媒助法之説
(新字新仮名)
/
津田仙
(著)
まあ
怪物
(
ばけもの
)
に
目方
(
めかた
)
があってもなくっても、そんな事は構わないとして次に
大怪物
(
だいかいぶつ
)
である我々人間の事を少し考えたい、人間が五官によっている間はまだ悪い
怪物
(
ばけもの
)
である
大きな怪物
(新字新仮名)
/
平井金三
(著)
ごらんといいますので持ってみましたらなるほど
今出来
(
いまでき
)
の品とはちがいその頃のちりめんでござりますからしぼが高く糸が太うござりまして鎖のようにどっしりと
目方
(
めかた
)
がかかるのでござります。
蘆刈
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
船を水に浮かべてその上にこの牛をのせ、どこまで沈んだかをしるして置いて、あとでその
印
(
しるし
)
のところまで数多い石を積み、その重さを
加
(
くわ
)
え
算
(
ざん
)
すれば、わけなく牛の
目方
(
めかた
)
がわかるというのである。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「
三十掛
(
さんじふがけ
)
ツちや
幾
(
いく
)
らするごつさら、
目方
(
めかた
)
もしつかり
掛
(
かゝ
)
んべな」
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
この自分が
大怪物
(
だいかいぶつ
)
である事を悟らずに
種々
(
いろいろ
)
怪物
(
ばけもの
)
の事を想像してやれ宙を飛んだり舞ったりするのが
怪物
(
ばけもの
)
であるの、
怪物
(
ばけもの
)
に
目方
(
めかた
)
はないなぞと勝手に考える、しかしこれは疑えば
疑
(
うたがい
)
が出て来る
大きな怪物
(新字新仮名)
/
平井金三
(著)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“目”で始まる語句
目
目的
目出度
目前
目標
目貫
目覚
目論見
目下
目論