“目量”の読み方と例文
読み方割合
めかた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
包のこばを、歯で破って小判の山吹色をのぞいたり、目量めかたを手で計ってみたり、独りで、首をかしげ、錯覚を起し、そして、妙な幸運さに、陶酔をしている。
治郎吉格子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「相かわらずおおきな尻だぜ、台所充満だいどこいっぱいだ。串戯じょうだんじゃねえ。目量めかたにしたら、およそどのくれえ掛るだろう。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と、二、三本徳利の目量めかたを計ってみて、残っているかんざましを、鼻の先へ捧げてくる。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)