“くわんめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
貫目100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは粗相をした延宝で、小便(しし)がしたくなつても、じつと坐を立たないで、その儘袴のなかに洩(もら)してそ知らぬ顔をしてゐたところに、確(たしか)に五十四郡の太守たる貫目(くわんめ)がある。
其(その)戀姫(こひびめ)どのと貫目(くわんめ)を較(くら)べて御覽(ごらう)じたなら、今(いま)は最(いっ)ち善(よ)う見(み)ゆるのが最早(もはや)善(よ)うは見(み)えまいぞや。
世評に善くいはるる人も、実際はそれ程の大人物に非ず、悪くいはるる人も、亦それ程の悪人にあらず、古今皆然(しか)り。個人の貫目(くわんめ)を量らんには、世評の封袋(ふうたい)を除くことを忘るべからず。
大久保湖州 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)