“おもみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
重量68.6%
重味17.1%
体重2.9%
貫目2.9%
貫禄2.9%
重体2.9%
重圧2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男の方は、その重量おもみで、窓際へ推曲おしゆがめられて、身体からだ弓形ゆみなりえて納まっている。はじめは肩を抱込だきこんで、手を女の背中へまわしていました。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「へい、ようございます。……おい、為、寅、駕籠部屋から駕籠をひきだして、お氷の箱ぐらい重味おもみを乗せておけ」
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
彼等はぽちやぽちやした腕に体重おもみもた
つぶし是は滅法界めつぱふかいに重き御品なり先生此御杖このおつゑ何程いかほど貫目おもみ候やら私し共には勿々なか/\持上らずと云ければ後藤は打笑ひいな多寡たくわの知たる鐵の延棒のべほう某しがつゑの代りについ歩行あるくしな目方は十二三貫目も有べし途中にて惡漢わるものなどに出會いであひし時には切よりも此棒にて打偃うちのめすが宜しと云つゝ片手にて是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
この豐玉姫様とよたまひめさまわれる御方おかたは、だい一の乙姫様おとひめさまとして竜宮界りゅうぐうかい代表だいひょうあそばされる、とうと御方おかただけに、矢張やはりどことなく貫禄おもみがございます。
肥満の万兵衛何条なんじょうもってたまるべき! おのが重体おもみを上身に受けて欄干ごし、ドドドッ! と二、三度ひさしにもんどりうったと見るや、頭部から先にズデンドウ
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
いつの間にか天井の重圧おもみで鴨居が下って来て、炭車トロッコの縁とスレスレになっていたので、知らないで乗って来た坑夫の頭が二ツも暗闇の中でブッ飛んでしまった。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)