“かんろく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
貫禄87.9%
官禄6.1%
干禄3.0%
貫碌3.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親分という貫禄かんろくの上に、かなり自省心を強めていた男ですが、こうなるとかれも痴情におどる一個の凡夫にすぎません。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
然し、家柄への同情といっても本人に貫禄かんろくがなければ仕方がないので、織田信雄が信長の子供だと云っても実力がなければ仕方がない。
家康 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
ころべば、幕府は妻家官禄かんろくを与えて優遇するが、ころばなければ、終身、この牢舎ろうごくに繋いでおく。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女化ケ原おなばけはらの狐が娘に化けて、たぶらかしに附いて来るのか。昼間化ける位だから、余程官禄かんろくの有る狐だろうとも、戯れに考えたい位で有った。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
かみに引いた枳園乙亥の書中、「御分家磐様にも日々の様に御出、洋学勉強之事感心仕候、近々何れへ歟任官相成可申なれど、何分数齟齬いたし、未だ間暇に御坐候」の一節は、磐が干禄かんろくの端緒を窺ふに足るものである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
それから平馬が物語る一部始終を聞いているうちに老人は、両手をキチンと膝に置いた貫碌かんろくのある見構えに変った。
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)