“何条”のいろいろな読み方と例文
旧字:何條
読み方割合
なんじょう85.7%
なじょう7.1%
なんでう7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、おそらくは、御主君には、ほかに深いお考えあってのことだろう。何条なんじょう易々いいとして、信雄卿と秀吉の野合やごうを御承諾あるものか」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
童子連わらしづれ何条なじょういうて他人ひとの畑さ踏み込んだ。百姓の餓鬼がきだに畑のう大事がる道知んねえだな。う」
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
何条なんでう粗略なる事致すべき。殊に奈美女は孝心深き娘なり。両親さへ承知すれば何の違背かあるべき。は決して仲人口なかうどぐちに非ず。申さば御身のお手柄とも見らるべし。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)