“なんじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
何条66.7%
南条11.1%
何丈5.6%
何升5.6%
何條5.6%
何畳5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし何返考え直しても、何条なんじょうの径路をとって進もうとも、ついに「何が何だか分らなくなる」だけはたしかである。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
南条なんじょう竹之助という若い武士が、こういいすてて走り去った、後には一つの死骸と一人の娘とが、すごく寂しくただに残った。と雨が降って来た。さっき方あがった雨である。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そこでそのくる日は、朝早あさはやくからきて、また川へ出てみますと、まあどうでしょう、じつにりっぱなはしが、何丈なんじょうというたかさに、みず渦巻うずま逆巻さかまながれている大川おおかわの上に
鬼六 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「一日何升なんじょうの水を飲むか」
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
何條なんじょうもってたまるべき、僕はたちどころに惨殺ざんさつされてしまった——。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
まずつきあたりに空色の壁、それから真新しい何畳なんじょうかのたたみ、最後にこちらへうしろを見せた、西洋髪せいようがみの女が一人、——それが皆冷やかな光の中に、切ないほどはっきり映っている。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)