“南条”の読み方と例文
読み方割合
なんじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南条なんじょう駅を過ぎる頃から、畑にも山にも寒そうな日の影すらも消えてしまって、ところどころにかの砂烟すなけむりが巻きあがっている。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
南条なんじょう竹之助という若い武士が、こういいすてて走り去った、後には一つの死骸と一人の娘とが、すごく寂しくただに残った。と雨が降って来た。さっき方あがった雨である。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)