“なんしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
南昌50.0%
何升16.7%
南漳16.7%
難症16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
栄転にはちがいないが、任地の南昌なんしょうへ行ってみると、ずっと文化は低いし、土地には、新任の太守に服さない勢力が交錯こうさくしているし——もっと困った問題は
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何升なんしょう食ったか自分にもわからぬがとにかくそれがためにその日は六里ばかりしか歩けなかった。寐覚ねざめの里へ来て名物の蕎麦そばを勧められたが、蕎麦などを食う腹はなかった。
くだもの (新字新仮名) / 正岡子規(著)
と、云いながら、ひそかに弓をとって、馬上に矢をつがえている容子らしいので、玄徳はそのまま南漳なんしょう(湖北省・南漳)のほうをさして逃げ落ちて行った。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私は実際あの電報を打つ時に、あなたのお父さんの事を忘れていたのです。そのくせあなたが東京にいるころには、難症なんしょうだからよく注意しなくってはいけないと、あれほど忠告したのは私ですのに。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)