“九曜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くよう80.0%
きゅうよう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
落城ののち、忠利は数馬に関兼光せきかねみつの脇差をやって、禄を千百五十石に加増した。脇差は一尺八寸、直焼すぐやき無銘、横鑢よこやすり、銀の九曜くよう三並みつならびの目貫めぬき赤銅縁しゃくどうぶち金拵きんごしらえである。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
修理しゅり刃傷にんじょうは、恐らく過失であろう。細川家の九曜くようの星と、板倉家の九曜の巴と衣類の紋所もんどころが似ているために、修理は、佐渡守をそうとして、誤って越中守を害したのである。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
暦日中に見るところの七曜しちよう九曜きゅうよう六曜ろくようのごときは、民間にて吉凶あるものとして伝うるところなるが、なかんずく六曜は多くの人に信ぜられておる。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)