末っ子すえっこ
祖父の(故)小出鈍翁は云った。 「平五か、そうさな、まあ悪くはあるまい、ばあさんが可愛がりすぎたから、少しあまったれのようだが、まあそう悪くはないだろう、すばしっこいところもあるし、いい養子のくちにでも当れば、案外あれで芽を出すかもしれない …
作品に特徴的な語句
さい 土方ひじかた ひさし こす がまち 穿うが かど 中心なかご 主殿とのも 仔細しさい おっ もう 内膳ないぜん 刺戟しげき とき 単衣ひとえ かえ 双手もろて ども 吃驚びっくり あき つぶや とが うな すす のど あえ 喧嘩けんか 嗚咽おえつ 嘲弄ちょうろう うわさ ささや ほこり 大庄だいしょう 太息といき めと 小伜こせがれ 小糠こぬか 屑屋くずや きっ いち 戸納とだな こぶし こしら 按配あんばい くじ おお 昂奮こうふん 暢気のんき もく 柳生やぎゅう 楚々そそ えのき 此処ここ 殺生せっしょう 気魄きはく 泥溝どぶ 温和おとな 溜息ためいき ほのお あお 狼狽ろうばい 玄蕃げんば おい 病臥びょうが かゆ 白鞘しらさや さかずき 目貫めぬき 祖母ばあ 祖父じい 禿 かせ 立塞たちふさ こうがい 米良めら 練塀ねりべい 縹緻きりょう まと ののし 聖坂ひじりざか ひざ 良人おっと つや しん しお あお たもと ふすま のぞ ねら なま