“主殿”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
とのも50.0%
あるじどの20.0%
しゅでん20.0%
おもや10.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“主殿”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「近頃、石川主殿とのもの娘をめとって、どんなに、納まっているのかと、今日も、道場で土肥のうわさをしていたのに」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ただ一目、兄上に会いたさ。兄上に会いたいばかりに、生きているのだ。亀次。わしの兄、主殿とのもの消息は知らないか」
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いや/\、あまり長座をしては主殿あるじどのが御迷惑だ」
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
主殿あるじどのも、そう思われるか」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
中門廊の後醍醐の影も、黙然と、廊の奥へ消え行かれた。——昨日からのこと。お座所は、樗門おうちもんの獄舎から庁の主殿しゅでんの一室へうつされていたのである。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
主殿しゅでんの中門廊のほとりに、廊のらんへ寄せて、牛をはずした一りょうの女車がすえられてあり、ややはなれた所には、供の人々であろうか、ひれ伏した人影が、すべて声もなく、地へ滅入めいりこみそうにじっとしていた。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
主殿おもやとつながれている廻廊を、一つの人影が辷るように、こっちに近寄って来たからである。
血ぬられた懐刀 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
主殿おもやと廻廊でつながれている奇形な建物の方角から、どうやら悲鳴は聞こえたらしい。
血ぬられた懐刀 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)