主殿あるじどの)” の例文
『おい、主殿あるじどの。もうそろそろ現われそうなものじゃないか。らすなよ、余りには』
「いや/\、あまり長座をしては主殿あるじどのが御迷惑だ」
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
主殿あるじどのも、そう思われるか」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)