“雨中”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
うちう	42.9%
うちゅう	42.9%
うちゆう	14.3%

うちう

麹町三丁目庄兵衞地借瀬戸物渡世忠兵衞同人妻とみ　其方共儀（ぎ）八ヶ年以前平川天神裏門（うらもん）前にて町醫師村井長庵こと雨中（うちう）傘（かさ）も持（もた）ず立戻（たちもど）り候を

大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)

うちゅう

雨中（うちゅう）のすき間から、一瞬間、サッと青白い光が射し込んで、畳の目をくっきり描きだすのは、雷（らい）が、ちょうど頭の上へ来ているらしい。

丹下左膳：03 日光の巻 (新字新仮名) ／ 林不忘(著)

うちゆう

鋳物（いもの）の香炉の悪古（わるふる）びに玄（くす）ませたると、羽二重（はぶたへ）細工の花筐（はなかたみ）とを床に飾りて、雨中（うちゆう）の富士をば引攪旋（ひきかきまは）したるやうに落墨して、金泥精描の騰竜（のぼりりゆう）は目貫（めぬき）を打つたるかとばかり雲間（くもま）に耀（かがや）ける横物（よこもの）の一幅。

金色夜叉 (新字旧仮名) ／ 尾崎紅葉(著)

“雨中”の意味

《名詞・形容動詞》

降雨の最中。雨天の日。
(出典:Wiktionary)

雨	常用漢字 小１ 部首:⾬ 8画
中	常用漢字 小１ 部首:⼁ 4画