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雨中
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うちゅう
ふりがな文庫
“
雨中
(
うちゅう
)” の例文
雨中
(
うちゅう
)
のすき間から、一瞬間、サッと青白い光が射し込んで、畳の目をくっきり描きだすのは、
雷
(
らい
)
が、ちょうど頭の上へ来ているらしい。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
悄然
(
しょうぜん
)
として
萎
(
しお
)
れる
雨中
(
うちゅう
)
の
梨花
(
りか
)
には、ただ憐れな感じがする。冷やかに
艶
(
えん
)
なる
月下
(
げっか
)
の
海棠
(
かいどう
)
には、ただ愛らしい気持ちがする。椿の沈んでいるのは全く違う。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
また足軽は一般に上等士族に対して、
下座
(
げざ
)
とて、
雨中
(
うちゅう
)
、往来に
行逢
(
ゆきあ
)
うとき
下駄
(
げた
)
を
脱
(
ぬ
)
いで
路傍
(
ろぼう
)
に
平伏
(
へいふく
)
するの法あり。足軽以上小役人格の者にても、大臣に
逢
(
あ
)
えば
下座
(
げざ
)
平伏
(
へいふく
)
を法とす。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“雨中”の意味
《名詞・形容動詞》
降雨の最中。雨天の日。
(出典:Wiktionary)
雨
常用漢字
小1
部首:⾬
8画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“雨中”で始まる語句
雨中戦