多治比たぢひ)” の例文
天皇、御年、一百二十四歳ももちまりはたちよつ。(己巳の年八月九日崩りたまひき。)御陵は河内かふち多治比たぢひ高鸇たかわし三五にあり。
いろと水齒別みづはわけの命、多治比たぢひ柴垣しばかきの宮にましまして、天の下治らしめしき。天皇、御身みみたけ九尺二寸半ここのさかまりふたきいつきだ。御齒の長さ一、廣さ二きだ。上下等しくととのひて、既に珠をけるが如くなりき。