“御身達”の読み方と例文
読み方割合
おみたち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此所こゝけよ、二人ふたりひと。……御身達おみたちが、とほり、いまあたらしく遣直やりなほせば、幾干いくらすぐれたものは出来できやう、がな、それたゞまへのにくらべてまさるとふばかりぢや。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
れば、はれるとわしよわる。天守てんしゆからは、よくさばけ、最早もはをんなおもるやうわかひとさとせとある……御身達おみたち生命いのちへても取戻とりもどしたいとつてふ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
うぢや、それとも、御身達おみたちに、煙草たばこ吸殻すゐがら太陽たいやうほのほへ、悪魔あくま煩脳ぼんなう焼亡やきほろぼいて美女びぢよたすける工夫くふうがあるか、すりや格別かくべつぢや。よもあるまい。るか、からう。……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)