“遣直”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やりなほ50.0%
やりなお50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此所(こゝ)を聞(き)けよ、二人(ふたり)の人(ひと)。……御身達(おみたち)が、言(い)ふ通(とほ)り、今(いま)新(あたら)しく遣直(やりなほ)せば、幾干(いくら)か勝(すぐ)れたものは出来(でき)やう、がな、其(それ)は唯(たゞ)前(まへ)のに較(くら)べて些(ち)と優(まさ)ると言(い)ふばかりぢや。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
美(うつくし)い婦(をんな)の木像(もくざう)さ又(また)遣直(やりなほ)すだね。えゝ、お前様(めえさま)、対手(あひて)が七六(しちむづ)ヶしいだけに張合(はりえゝ)がある……案山子(かゝし)ぢや成(な)んねえ。素袍(すはう)でも着(き)た徒(てあひ)が玉(たま)の輿(こし)持(も)つて、へい、お迎(むかへ)、と下座(げざ)するのを作(つく)らつせえ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
そのうちに粟生氏が「箙」の切の或る一個所をかれこれ二三十遍も遣直(やりなお)させられたと思うと、老顔に浴びるように汗の滝を流しながら、精も気根も尽き果てた体で謡本(うたいほん)の前に両手を突いて
梅津只円翁伝 (新字新仮名) / 夢野久作、杉山萠円(著)
遣直(やりなお)して肝を噛(か)んだ。