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御身
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おんみ
ふりがな文庫
“
御身
(
おんみ
)” の例文
又
御身
(
おんみ
)
の位地として相当の準備なくては
叶
(
かな
)
はず、第一病婦の始末だに、
尚
(
なほ
)
付
(
つ
)
きがたき今日の場合、
如何
(
いかん
)
ともせんやうなきを察し給へ。
母となる
(新字旧仮名)
/
福田英子
(著)
あわれ、何しに
御身
(
おんみ
)
の
膚
(
はだえ
)
に
汚
(
けが
)
るべき。夫人はただかつてそれが、
兇賊
(
きょうぞく
)
の持物であったことを知って、ために不気味に思ったのである。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
春枝夫人
(
はるえふじん
)
は
痛
(
いた
)
く
心配
(
しんぱい
)
して『あまりに
御身
(
おんみ
)
を
輕
(
かろ
)
んじ
玉
(
たま
)
ふな。』と
明眸
(
めいぼう
)
に
露
(
つゆ
)
を
帶
(
お
)
びての
諫言
(
いさめごと
)
、
私
(
わたくし
)
は
實
(
じつ
)
に
殘念
(
ざんねん
)
であつたが
其儘
(
そのまゝ
)
思
(
おも
)
ひ
止
(
とゞま
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
御身
(
おんみ
)
も
知
(
し
)
るとおり、こちらの
世界
(
せかい
)
では
心
(
こころ
)
の
純潔
(
じゅんけつ
)
な、
迷
(
まよ
)
いの
少
(
すく
)
ないものはそのまま
側路
(
わきみち
)
に
入
(
い
)
らず、すぐに
産土神
(
うぶすなのかみ
)
のお
手元
(
てもと
)
に
引
(
ひ
)
きとられる。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
そこでそのオホハツセの王のお側の人たちが、「變つた事をいう御子ですから、お氣をつけ遊ばせ。
御身
(
おんみ
)
をもお堅めになるがよいでしよう」
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
▼ もっと見る
乙女がわずかに『
御身
(
おんみ
)
を大切に』と声もきれぎれに言うや『君こそ、君こそ、必ず心たしかに忍びたまえ、手紙を忘れたもうな。必ず……。』
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
人恋わぬ昔は知らず、
嫁
(
とつ
)
ぎてより幾夜か経たる。赤き袖の主のランスロットを思う事は、
御身
(
おんみ
)
のわれを思う如くなるべし。
薤露行
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
俊寛は、いな
御身
(
おんみ
)
の父の
成親
(
なりちか
)
卿こそ、真の発頭人である。清盛が、御身の父を都で失わなかったのは、
藤氏
(
とうし
)
一門の考えようを、
憚
(
はばか
)
ったからである。
俊寛
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
『おう、マイダス、お金持の王様マイダスよ、
御身
(
おんみ
)
は何という仕合せ者だろう!』と独りでささやいて見るのでした。
ワンダ・ブック――少年・少女のために――
(新字新仮名)
/
ナサニエル・ホーソーン
(著)
然らずは
一殺多生
(
いっせつたしょう
)
の理に任せ、
御身
(
おんみ
)
を斬つて両段となし、唐津藩当面の不祥を除かむ。されば今こそは
生死
(
しょうじ
)
断末魔の境ぞ。地獄天上の分るゝ
刹那
(
せつな
)
ぞ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
あれは
横笛
(
よこぶえ
)
とて近き頃
御室
(
おむろ
)
の
郷
(
さと
)
より
曹司
(
そうし
)
しに見えし者なれば、知る人なきも
理
(
ことわり
)
にこそ、
御身
(
おんみ
)
は名を聞いて何にし給ふ
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
「知らぬこととはもうせ、飛んだ
粗相
(
そそう
)
をいたした。どうかゆるしてくれい、そこで、あらためて聞きたいが、
御身
(
おんみ
)
はその手紙にある
果心居士
(
かしんこじ
)
のお
弟子
(
でし
)
か」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
どうでもこの地が
御身
(
おんみ
)
に危険で、お去りにならなければならないのなら、妾もご一緒にお供して行き、いつもお側にお仕えして、その
御体
(
おんからだ
)
をお守りしたい!
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
公使がこの命を伝ふる時余に
謂
(
い
)
ひしは、
御身
(
おんみ
)
若し即時に郷に帰らば、路用を給すべけれど、若し猶こゝに在らんには、公の助をば仰ぐべからずとのことなりき。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
主命
(
しゆうめい
)
に
依
(
よ
)
りて
糸子
(
いとこ
)
縁談
(
えんだん
)
の申し
込
(
こみ
)
なるべし、
其時
(
そのとき
)
雪三
(
せつざう
)
决然
(
けつぜん
)
とせし
聲音
(
こわね
)
にて、
折角
(
せつかく
)
の
御懇望
(
ごこんもう
)
ながら
糸子
(
いとこ
)
さま
御儀
(
おんぎ
)
他家
(
たけ
)
へ
嫁
(
か
)
したまふ
御身
(
おんみ
)
ならねばお
心
(
こゝろ
)
承
(
うけたまは
)
るまでもなし
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
天皇は非常にお
嘆
(
なげ
)
きになって、どうしたらよいか、神のお告げをいただこうとおぼしめして、
御身
(
おんみ
)
を
潔
(
きよ
)
めて、
慎
(
つつし
)
んでお
寝床
(
ねどこ
)
の上にすわっておいでになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
『
次
(
つぎ
)
なる
證人
(
しようにん
)
を
喚
(
よ
)
べ』それから
王樣
(
わうさま
)
は
低
(
ひく
)
い
聲
(
こゑ
)
で
女王樣
(
ぢよわうさま
)
に、『
實際
(
じつさい
)
、あの、
御身
(
おんみ
)
は
次
(
つぎ
)
なる
證人
(
しようにん
)
の
相手方
(
あひてかた
)
の
證人
(
しようにん
)
を
詰問
(
きつもん
)
しなければならない。
甚
(
ひど
)
く
頭痛
(
づつう
)
がして
來
(
き
)
た!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
……さても
三人
(
みたり
)
一つ島に流されけるに、……などや
御身
(
おんみ
)
一人残り止まり給うらんと、……都には草のゆかりも枯れはてて、……当時は奈良の伯母御前の
御許
(
おんもと
)
に侍り。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
篠田さんお叱りを受けますかは存じませぬが、
暫時
(
しばし
)
御身
(
おんみ
)
を潜めて下ださることはかなひませぬか、——別段御耻辱と申すことでも御座いませんでせう——犬に真珠を
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
「念のために承わる。今しがた、御門前を騒がしたるあの下郎共は、
御身
(
おんみ
)
が家臣でござろうな」
旗本退屈男:05 第五話 三河に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
そうして左の手に
数珠
(
じゅず
)
を持たれて居る。
御歳
(
おんとし
)
はその時二十六歳で今は二十八歳。
御身
(
おんみ
)
の
丈
(
たけ
)
は五尺七寸位ございます。チベットでは余り大きい方ではございませんけれども
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
「尊敬するフーラー博士よ。戦はこれまでなり。降伏せられよ。そして、世界科学のために、生きられよ。我は、
御身
(
おんみ
)
を憎まず。ただ御身のすぐれたる頭脳を惜しむのだ。」
昭和遊撃隊
(新字新仮名)
/
平田晋策
(著)
しかし、何故「三宝の奴」とへり下った表現をとられたのか。思うに聖武天皇は次節に述べるごとく、罪の意識の強烈な方であった。
御身
(
おんみ
)
を
賭
(
と
)
して国家の安泰を祈られたのである。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
扨
(
さて
)
奧方ある夜の
夢
(
ゆめ
)
に
日輪
(
にちりん
)
月輪
(
ぐわつりん
)
を
兩手
(
りやうて
)
に
握
(
にぎ
)
ると
見給
(
みたま
)
ひ是より
御懷姙
(
ごくわいにん
)
の
御身
(
おんみ
)
とはなり給ふ
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
家ごとに変わるは家風、
御身
(
おんみ
)
には言って聞かすまでもなけれど、構えて
実家
(
さと
)
を背負うて
先方
(
さき
)
へ行きたもうな、片岡浪は今日限り亡くなって今よりは川島浪よりほかになきを忘るるな。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
「與謝野の君、火のありと申すなれば、とにかく
御身
(
おんみ
)
一つの用意ばしなさせ給へ。」
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
御身
(
おんみ
)
は
過去
(
くわこ
)
遠々
(
とほ/″\
)
より女の身であつたが、この
男
(
をとこ
)
(入道)が
娑婆
(
しやば
)
での最後で、
御前
(
おまへ
)
には
善智識
(
ぜんちしき
)
だから、思ひだす度ごとに法華經の
題目
(
だいもく
)
をとなへまゐらせよ。と、二首の歌も書かれてある。
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
□○子よ、
御身
(
おんみ
)
は今はたいかにおはすや。笑止やわれはなほ御身を
恋
(
こ
)
へり。さはれ、ああさはれとてもかかる世ならばわれはただ一人恋うて一人泣くべきに、何とて御身を
煩
(
わずら
)
はすべきぞ。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
殊にお辰は
叔父
(
おじ
)
さえなくば
大尽
(
だいじん
)
にも望まれて
有福
(
ゆうふく
)
に世を送るべし、人は人、我は我の思わくありと
決定
(
けつじょう
)
し、置手紙にお辰
宛
(
あ
)
て
少許
(
すこしばかり
)
の恩を
伽
(
かせ
)
に
御身
(
おんみ
)
を
娶
(
めと
)
らんなどする
賎
(
いや
)
しき心は露持たぬ由を
認
(
したた
)
め
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
さるにても
御身
(
おんみ
)
は、
什麼
(
そも
)
何処
(
いずこ
)
の犬なれば、かかる処にに
漂泊
(
さまよ
)
ひ給ふぞ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
それには聯合国側の各元首の
御身
(
おんみ
)
の
上
(
うへ
)
を調べなければならぬ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
御身
(
おんみ
)
らの上に少しでも平和あれかしと私は祈っている。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
やどれとは
御身
(
おんみ
)
いかなるひと時雨 同
古池の句の弁
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
いとしき人よ、
御身
(
おんみ
)
こそ、わが魂の
しめしあわせ
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
御身
(
おんみ
)
が信じて一方の大将とも
鬼桃太郎
(新字新仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
御身
(
おんみ
)
とて
何時
(
いつ
)
までか父母の家に
留
(
とど
)
まり得べき、幸いの縁談まことに良縁と覚ゆるに、早く思い定めよかしと、いと
切
(
せ
)
めたる
御言葉
(
おんことば
)
なり。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
「おゝ
御館
(
おやかた
)
では、藤の
局
(
つぼね
)
が、
我折
(
がお
)
れ、かよわい、
女性
(
にょしょう
)
の
御身
(
おんみ
)
。
剰
(
あまつさ
)
へ
唯
(
ただ
)
一人にて、すつきりとしたすゞしき
取計
(
とりはから
)
ひを遊ばしたな。」
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
濱島君
(
はまじまくん
)
よ、
心豐
(
こゝろゆた
)
かにいよ/\
榮
(
さか
)
え
玉
(
たま
)
へ、
君
(
きみ
)
が
夫人
(
ふじん
)
と
愛兒
(
あいじ
)
の
御身
(
おんみ
)
は、
此
(
この
)
柳川
(
やながは
)
の
生命
(
いのち
)
にかけても
守護
(
しゆご
)
しまいらすべし。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「おお
軍師
(
ぐんし
)
。こののちはかならず
御身
(
おんみ
)
のことばにそむくまい。どうか
寄手
(
よせて
)
のやつらを防ぎやぶってくれ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
公使がこの命を伝うる時余にいいしは、
御身
(
おんみ
)
もし即時に
郷
(
きょう
)
に帰らば、路用を給すべけれど、もしなおここに
在
(
あ
)
らんには、
公
(
おおやけ
)
の助けをば仰ぐべからずとのことなりき。
舞姫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「明十五日は、殿の
御身
(
おんみ
)
に大変があるかも知れませぬ。
昨夜
(
さくや
)
天文を見ますと、将星が落ちそうになって居ります。どうか御慎み第一に、御他出なぞなさいませんよう。」
忠義
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
其の御心の強さに、
彌増
(
いやま
)
す思ひに堪へ難き重景さま、世に時めく身にて、
霜枯
(
しもがれ
)
の
夜毎
(
よごと
)
に只一人、
憂身
(
うきみ
)
をやつさるゝも戀なればこそ、横笛樣、
御身
(
おんみ
)
はそを哀れとは
思
(
おぼ
)
さずか。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
お
心細
(
こゝろぼそ
)
き
御身
(
おんみ
)
なればこそ、
小生
(
おのれ
)
風情
(
ふぜい
)
に
御叮嚀
(
ごていねい
)
のお
頼
(
たの
)
み、お
前
(
まへ
)
さま
御存
(
ごぞん
)
じはあるまじけれど、
徃昔
(
そのかみ
)
の
御身分
(
ごみぶん
)
おもひ
出
(
だ
)
されてお
痛
(
いた
)
はしゝ、
我
(
わ
)
れ
後見
(
うしろみ
)
まゐらする
程
(
ほど
)
の
器量
(
きりやう
)
なけれど
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「もはや用事はござりませぬ。……駕籠でお送り致しましょう。……さて最後に申し上げたいは、今夜のことご他言ご無用。もし口外なされる時は
御身
(
おんみ
)
のためよくござらぬ」
大鵬のゆくえ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
自分
(
じぶん
)
は
命
(
みこと
)
のお
指図
(
さしず
)
で、
二人
(
ふたり
)
ばかりの
従者
(
とも
)
にまもられて、とある
丘
(
おか
)
の
頂辺
(
いただき
)
に
避
(
さ
)
けて、
命
(
みこと
)
の
御身
(
おんみ
)
の
上
(
うえ
)
を
案
(
あん
)
じわびて
居
(
お
)
りましたが、その
中
(
うち
)
四
方
(
ほう
)
から
急
(
きゅう
)
にめらめらと
燃
(
も
)
え
拡
(
ひろ
)
がる
野火
(
のび
)
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
『不思議をおあらわしになる旅の
方々
(
かたがた
)
、
御身
(
おんみ
)
達は
何人
(
なにびと
)
であらせられますか?』
ワンダ・ブック――少年・少女のために――
(新字新仮名)
/
ナサニエル・ホーソーン
(著)
先
(
ま
)
づ其の絵巻物を披見して、
御身
(
おんみ
)
の因果を明らめ参らせむと、六美女の手を
曳
(
ひ
)
きて立ち去らむとする折しもあれ、松の陰より現はれ出でし半面鬼相の荒くれ武士、物をも云はず虹汀に斬りかゝる。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
せめては御荷物なりとかつぎて
三戸野
(
みどの
)
馬籠
(
まごめ
)
あたりまで御肩を休ませ申したけれどそれも
叶
(
かな
)
わず、
斯
(
こう
)
云う
中
(
うち
)
にも叔父様帰られては
面倒
(
めんどう
)
、どの様な事申さるゝか知れませぬ程にすげなく申すも
御身
(
おんみ
)
の
為
(
ため
)
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
御覽
(
ごらん
)
じ
大概
(
おほよそ
)
察
(
さつ
)
しられ
如何
(
いか
)
に
菊
(
きく
)
此越前守
(
このゑちぜんのかみ
)
媒酌
(
なかうど
)
となり
頓
(
やが
)
て吉三郎に
添
(
そは
)
せ
遣
(
つか
)
はすべし
隨分
(
ずゐぶん
)
安堵
(
あんど
)
して
居
(
ゐ
)
よと
和
(
やは
)
らかに言れければ吉三郎も
傍
(
そば
)
よりお
菊殿
(
きくどの
)
何故
(
なにゆゑ
)
に明白に
云給
(
いひたまは
)
ぬ
御身
(
おんみ
)
まで
匿
(
かく
)
されては
我等
(
われら
)
何時
(
いつ
)
か
御免
(
おゆるし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「はっ。臣下と致しましては、只もう、只々もう殿の
御身
(
おんみ
)
が……」
老中の眼鏡
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
“御身”の意味
《名詞》
「身」の丁寧語。お体。
(出典:Wiktionary)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
“御身”で始まる語句
御身分
御身等
御身体
御身達
御身上
御身代
御身繕
御身寄
御身様
御身形