“决然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けつぜん60.0%
きつぱり40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主命しゆうめいりて糸子いとこ縁談えんだんの申しこみなるべし、其時そのとき雪三せつざう决然けつぜんとせし聲音こわねにて、折角せつかく御懇望ごこんもうながら糸子いとこさま御儀おんぎ他家たけしたまふ御身おんみならねばおこゝろうけたまはるまでもなし
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
よろしい、うつすから』决然けつぜんとして王樣わうさままをされました。やがて其處そこをおとほりになつた女王樣ぢよわうさまにおこゑをかけさせられ、『ねえ!このねこ何處どこかへつてはれまいか?』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
『それで學課がくくわこと澤山たくさんだ』とグリフォンは决然きつぱりつて、『なに遊戯いうぎについて其娘そのこはなしてやれ』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
これを立身のかけはしになどは懸けても思ひ寄りませぬこと、未熟なれども我がことは我れでなすべく、此綱なければ世に立たれぬかの樣な、心配は御無用に御坐りますと决然きつぱりこたゆれば
花ごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)