“决定”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さだまり50.0%
けつてい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくと事の决定さだまりぬる後は猶豫もなく支度したくのとゝのひて、一日なりとも長くとどめんとおもふは與之助ばかり、表面よりは黒澤が出立の近づきぬと告ぐるに
花ごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いづれにせよ胸のうちには斷然きつとせし决定さだまりもなく、何が何やら五里の霧中にさまよふやうにて、月も花もはるかの彼方におぼめきながら、ならべ得がたき處に悶はおこりて人しれぬ苦勞この間にあり
花ごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
コロボツクルの男子中はたして衣服をつけざる者有りとせばアイヌはじつに其無作法ぶさはふおどろきしならん。氣候の寒暖かんだんは衣服の有無を决定けつていするものにあらず。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)