“帳箱”の読み方と例文
読み方割合
ちやうばこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帳箱ちやうばこの上に置候處文右衞門歸りしあとにて右百兩の金子を仕舞しまはんと存ぜしに紛失ふんじつ致し種々いろ/\詮議中せんぎちう其翌朝そのよくてう文右衞門十三兩三分程の質物を受出し申候因て其樣子そのやうす
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ふく道理だうりこそ一夜の内に金の工面くめんが出來たるなれ夫に付て御談おだんじ申す事があり昨日きのふあさ流れる品を賣た代金百兩包みのまゝ帳箱ちやうばこの上に差置さしおきつひ事にまぎれて仕舞のを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
請出し申候然るに油屋五兵衞方番頭久兵衞と申者私し方へ參り昨日まで一文なしの袖乞そでごひきふに大金の出來るはずなし文右衞門が彼のみせへ參りし時帳箱ちやうばこの上に置たる百兩の金子が紛失ふんじつしたるにより必らず文右衞門がぬすみ取りしに相違なし其金にて質物しちもつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)