“柳条”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しま57.1%
やなぎのえだ14.3%
りうでう14.3%
りゅうじょう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いはおもて浮模様うきもやうすそそろへて、上下うへしたかうはせたやうな柳条しまがあり、にじけづつてゑがいたうへを、ほんのりとかすみいろどる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
外は漸くぽかぽかする風に、軽く砂がたって、いつの間にか芽ぐんで来た柳条やなぎのえだが、たおやかにしなっていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
跣足はだし柳条りうでうに魚のあぎと穿うがつた奴をぶらさげて川から上つて来たらしい漁夫もあり、柳がところ/″\に翠烟すゐえんめてゐる美しい道路を、士農工商樵漁せうぎよ、あらゆる階級の人〻が右往左往してゐる。
観画談 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
跣足はだし柳条りゅうじょうに魚のあぎと穿うがった奴をぶらさげて川からあがって来たらしい漁夫もあり、柳がところどころに翠烟すいえんめている美しい道路を、士農工商樵漁しょうぎょ、あらゆる階級の人〻が右徃左徃うおうさおうしている。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)