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末
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まつ
ふりがな文庫
“
末
(
まつ
)” の例文
「どうも妙な顔だな。如何にも生活に疲れてゐる様な顔だ。世紀
末
(
まつ
)
の顔だ」と批評し
出
(
だ
)
した。三四郎は、此批評に対しても依然として
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ラプランドの夏もすぎて、いつのまにか、九月の
末
(
まつ
)
になりました。地上は見わたすかぎり、いちめんの雪におおわれて、まっ白です。雨や
嵐
(
あらし
)
の日が多くなりました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
日が出ると、
晶々
(
きらきら
)
とした白金
末
(
まつ
)
になり、紫水晶末になるのである。山風をあらしと云えば霜の威力を何に
譬
(
たと
)
えよう? 地の上の
白火事
(
しろかじ
)
とでも云おう。大抵のものは
爛
(
ただ
)
れてしまう。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
野はらのはてはシベリヤの天
末
(
まつ
)
『春と修羅』
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
還
(
かへ
)
せし
事
(
こと
)
、この
島
(
しま
)
末
(
まつ
)
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
三四郎は世紀
末
(
まつ
)
抔と云ふ言葉を聞いて
嬉
(
うれ
)
しがる程に、まだ人工的の空気に触れてゐなかつた。またこれを興味ある
玩具
(
おもちや
)
として使用し得る程に、ある社会の消息に通じてゐなかつた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“末”の意味
《名詞》
(すえ)終わり。
(出典:Wiktionary)
末
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
“末”を含む語句
結末
末期
末子
末葉
顛末
本末
木末
月末
末席
末流
末端
行末
末裔
末枯
終末
末造
末方
末姫
粗末
始末
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