“晶々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あかあか50.0%
きらきら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日は久しりに晴れた。空には一片の雲なく、日は晶々あかあかとして美しく照りながら、寒暖計は八十二三度をえず、涼しい南風みなみが朝から晩まで水の流るゝ様に小止おやみなく吹いた。颯々さっさつと鳴る庭の松。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
日が出ると、晶々きらきらとした白金まつになり、紫水晶末になるのである。山風をあらしと云えば霜の威力を何にたとえよう? 地の上の白火事しろかじとでも云おう。大抵のものはただれてしまう。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)