晶々あかあか)” の例文
今日は久しりに晴れた。空には一片の雲なく、日は晶々あかあかとして美しく照りながら、寒暖計は八十二三度をえず、涼しい南風みなみが朝から晩まで水の流るゝ様に小止おやみなく吹いた。颯々さっさつと鳴る庭の松。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)