“於虎”の読み方と例文
読み方割合
おとら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから四十面しじゅうづらをさげながら小姓組の於虎おとらや於市などからも、臆病者臆病者と、のべつ揶揄やゆされているふうなので、秀吉はつねに不愍ふびんに思い、庭から引き上げて
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「敵の左翼、長良山ながらやまとは、最も近い。——於虎おとらも腕をうずかせておろう」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かつての加藤於虎おとら、福島於市おいち脇坂甚内わきざかじんない、片桐助作すけさく、平野権平ごんぺい、大谷平馬へいま、石田佐吉などのいわゆる子飼こがいの子どもたちも、いまはことごとく二十四、五から三十近い若者となり、殊にしずたけこのかたは
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)