“おとら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
於虎55.6%
33.3%
御捕11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「敵の左翼、長良山ながらやまとは、最も近い。——於虎おとらも腕をうずかせておろう」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たゞ見るさへあやふければ、芭蕉ばせうが蝶も居直ゐなほる笠の上といひし木曾きそかけはしにもをさ/\おとらず。
御主人が御捕おとらわれなすったのち御近習ごきんじゅは皆逃げ去った事、京極きょうごく御屋形おやかた鹿ししたにの御山荘も、平家へいけの侍に奪われた事、きたかたは去年の冬、御隠れになってしまった事、若君も重い疱瘡もがさのために
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)