“けおと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ケオト
語句割合
蹴落90.5%
2.4%
踢落2.4%
蹴陥2.4%
蹶落2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見れば、夜鴉のを根から海へ蹴落けおとす役目があるわ。日の永い国へ渡ったら主の顔色が善くなろうと思うての親切からじゃ。ワハハハハ
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私はけおとされて、その家には這入はひり切れずに通り過ぎた。
イボタの虫 (新字旧仮名) / 中戸川吉二(著)
思へば女が四歳よつの年、振分髪の童姿、罪も報も無き顔に愛度あどなき笑みの色を浮めて、父上〻〻と慕ひ寄りつゝ縋りまゐらせたるを御心強くも、椽より下へと荒らかに踢落けおとし玉ひし其時が
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
ここへ自分を蹴陥けおとすことが、誰にもいちばんなしやすい、やけくその境地であり、凡愚の立命でもあった。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同時に、此おくれた気の出るのが、自分をひくくし、大伴氏を、昔の位置から自ら蹶落けおとす心なのだ、と感じる。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)