“於次丸”の読み方と例文
読み方割合
おつぎまる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とは、さきに養子の於次丸おつぎまるの元服を書中で報らせたときにいってある。もちろん信長も待ちかねていたことである。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
信長の第四子として生れ、幼名は於次丸おつぎまるとよばれていた。秀吉の養子となってからも、もう五、六年にはなる。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かねて、秀吉は、長浜の自分の家庭へ、主君信長の四男於次丸おつぎまるを、養子として乞いうけ、妻の寧子ねねと、留守中さびしげな老母とに、それをあずけて中国へ来ていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)