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虚々
ふりがな文庫
“虚々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
うか/\
66.7%
うかうか
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うか/\
(逆引き)
それから
日蔭
(
ひかげ
)
に生まれた平民の子が急に
日向
(
ひなた
)
に出て
金箔
(
きんはく
)
を付けられたのが
嬉
(
うれ
)
しくて、幾らか
虚榮
(
きよえい
)
心に眼を眩まされた形で、
虚々
(
うか/\
)
と日を
暮
(
くら
)
してゐた。何時の間にか
中學校
(
ちうがくかう
)
も
卒業
(
そつげふ
)
して了つた。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
助
(
たすく
)
る人はなくとも雪さへ
消
(
きえ
)
なば
木根
(
きのね
)
岩角
(
いはかど
)
に
縋
(
とりつき
)
てなりと宿へかへらんと、雪のきゆるをのみまちわび幾日といふ日さへ
忘
(
わすれ
)
て
虚々
(
うか/\
)
くらししが、熊は
飼犬
(
かひいぬ
)
のやうになりてはじめて人間の
貴
(
たふとき
)
事を
知
(
し
)
り
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
虚々(うか/\)の例文をもっと
(2作品)
見る
うかうか
(逆引き)
聴水は
虚々
(
うかうか
)
と、わが
棲
(
す
)
へ帰ることも忘れて、次第に
麓
(
ふもと
)
の
方
(
かた
)
へ来りつ、
只
(
と
)
ある切株に腰うちかけて、
霎時
(
しばし
)
月を眺めしが。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
虚々
(
うかうか
)
とおのれも里の
方
(
かた
)
へ
呻吟
(
さまよ
)
ひ出でて、或る人家の
傍
(
かたわら
)
を
過
(
よぎ
)
りしに。ふと聞けば、垣の
中
(
うち
)
にて
怪
(
あやし
)
き
呻
(
うめ
)
き声す。耳傾けて立聞けば、
何処
(
どこ
)
やらん黄金丸の
声音
(
こわね
)
に似たるに。今は少しも
逡巡
(
ためら
)
はず。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
虚々(うかうか)の例文をもっと
(1作品)
見る
虚
常用漢字
中学
部首:⾌
11画
々
3画
“虚々”で始まる語句
虚々実々
“虚々”のふりがなが多い著者
巌谷小波
鈴木牧之
山東京山
三島霜川