“虚々実々”の読み方と例文
読み方割合
きょきょじつじつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正三君はくちびるから血がしたたってものすごかった。尾沢生はたちまち鼻血を流した。一じょう虚々実々きょきょじつじつとまではいかないが、ひとしきりは実に猛烈だった。
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
こうして公私をわけながら一つにって、何もかも知りつくした二つの胸に智略戦法の橋を渡す——虚々実々きょきょじつじつ烏鷺談議うろだんぎがくりひろげられてゆくのだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
虚々実々きょきょじつじつ、いずれをまことと白真弓しらまゆみ……か、うまく一ぱいくわされたぞ」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)