“うか/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浮々50.0%
虚々14.3%
空然々々7.1%
浮加々々7.1%
空々7.1%
迂濶々々7.1%
迂濶〻〻7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余り「デリケート」にして、浮々うか/\之に触るれば直ちに大振動を起すべき恐ろしき性質のものなりと思ひしこともありき。
透谷全集を読む (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
たすくる人はなくとも雪さへきえなば木根きのね岩角いはかどとりつきてなりと宿へかへらんと、雪のきゆるをのみまちわび幾日といふ日さへわすれ虚々うか/\くらししが、熊は飼犬かひいぬのやうになりてはじめて人間のたふとき事を
望む共召抱めしかゝへらるべき樣なし然とて空然々々うか/\當屋敷に居る時はやがて平左衞門同樣に呼出さるべし尤も我せるつみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つけしやうゆゑ江戸おもてへも注進ちうしんありしは必定なり然樣の所へ空然々々うか/\と行見付られなば一大事我は泉州せんしうさかひに少々知音しるべ有により彼方へ尋ね行身の落付を定めんと覺悟かくごなし我は三井寺を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
浮加々々うか/\其所へ至り災難さいなんあふときは父母への不孝此上なし我は君子に非れどもあやふき事には近寄ちかよる可からず部屋へやのみ居て花のなき庭を眺て消光くらしなば書物しよもつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見るにつけてもかく空々うか/\他人ひと厄介やくかいになりて居るは如何にも心苦しく然りとて是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
賣喰うりぐひなし迂濶々々うか/\活計くらして居たりしが吉兵衞倩々つく/″\思ふ樣獨身成ば又元の出入の家々へ頼みても庖丁はうちやうさへ手にもつならば少しもこまらぬ我が身なれど此兒の有故家業かげふも出來ず此上居喰にする時は山を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
どんつく布子ぬのこの袖組み合はせ、腕拱きつゝ迂濶〻〻うか/\歩き、御上人様の彼様あゝ仰やつたは那方どちらか一方おとなしく譲れと諭しの謎〻とは、何程愚鈍おろかおれにも知れたが、嗚呼譲りたく無いものぢや
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)