“そら/″\”の漢字の書き方と例文
語句割合
空々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お神さんには、たゞの一と言も、あたしのことを云ひ置いて行かなかつたつていふんだけど、「来たら、よろしく」なんて云ふ方が、却つて空々そら/″\しいかしら……。
モノロオグ (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
ると、宛然まるで空々そら/″\しい無理むり元氣げんきして、ひて高笑たかわらひをしてたり、今日けふ非常ひじやう顏色かほいろいとか、なんとか、ワルシヤワの借金しやくきんはらはぬので、内心ないしんくるしくるのと、はづかしくところから
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
もう一度家の中に入つて、内儀のお加奈にも逢ひましたが、空々そら/″\しくないほどにしをれて、今日はさすがに、あの凄い角度を覗かせません。下女のお徳は平凡な四十女でこれは何んにも知らず。