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くうくう
ふりがな文庫
“くうくう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
空々
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空々
(逆引き)
二三日
(
にさんち
)
は事もなく過ぎたが、或る日の午後二時頃また迷亭先生は例のごとく
空々
(
くうくう
)
として偶然童子のごとく舞い込んで来た。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
以上三点の区別より推測するに、死後の霊魂なるものは、実に
空々
(
くうくう
)
漠々
(
ばくばく
)
渺々
(
びょうびょう
)
蕩々
(
とうとう
)
、苦もなくまた楽もなく、知もなくまた意もなきありさまならざるべからず。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
英国きっての人口の
稠密
(
ちょうみつ
)
な地方だというに一列車が乗客を載せたまま、熟練な化学実験の
大家
(
たいか
)
が
空々
(
くうくう
)
たる
瓦斯
(
ガス
)
にでも変化してしまったかのように、影も形も見えなくなったのだ。
臨時急行列車の紛失
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
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