“稠密”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうみつ85.7%
ちうみつ7.1%
ちょうみつ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
関西地方のように早くから人口が稠密ちゅうみつで一村の分限の狭い所では、開墾は奨励してもこれに伴なう分家はこれを制限する必要があった。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
我国本土のうちでも中国の如き、人口稠密ちうみつの地に成長して山をも野をも人間の力でたひらげ尽したる光景を見慣れたる余にありては、東北の原野すら既に我自然に帰依きえしたるの情を動かしたるに
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
英国きっての人口の稠密ちょうみつな地方だというに一列車が乗客を載せたまま、熟練な化学実験の大家たいか空々くうくうたる瓦斯ガスにでも変化してしまったかのように、影も形も見えなくなったのだ。