“稠坐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうざ80.0%
ちうざ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無事に下山して来て、日に焼けた紫外線光背面を衆人稠坐ちゅうざの中にツン出し、オイどうだ! と得意な一喝を与えたものだ。
登山は冒険なり (新字新仮名) / 河東碧梧桐(著)
「ただ議論の争いならいいが、周都督ときては、口汚なく、衆人稠坐ちゅうざの中で、人を辱めるから怪しからん。……不愉快だ。実に、我慢がならぬ」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
韓太子が主で、公爵を從にして待遇しようとした河島長官は、衆人稠坐ちうざ而も藝者などが澤山ゐる中で、公爵から叱り附けられた。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)