“上玉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうだま75.0%
じやうだま12.5%
じょうたま12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その晩はまずそういった調子です。しばらくして座敷へ来たのを見ると思ったよりは上玉じょうだまでした。何も彼も忘れずにおぼえて居ります。
あぢさゐ (新字新仮名) / 永井荷風(著)
即ち、本職の女衒ぜげんや口入屋から女を買ふのは、高い金がいるばかりでなく、上玉じやうだまが容易に得られない。
天国の記録 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)
砂馬とおれは右手の路地にはいった。この辺が一等地だと砂馬は言う。上玉じょうたまの女がそろっているというわけだ。道の左手は、安いけど女が落ちる。俺たちは、その日、金を持っていた。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)