“上海玉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃんはいだま66.7%
しゃんはいたま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうしても玉子を沢山使う時には家庭で鶏を飼った方が経済上非常の利益がありますしかつ新鮮な玉子を得られます。高い代価を払って石油臭い上海玉しゃんはいだまなぞを買うに及びません。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
せめて玉子でも新らしければ少しは持つけれども、二月ふたつきも前に外所よそから貰った到来物とうらいものの玉子だ。それも上海玉しゃんはいだま下等物かとうもので、わった時は大概卵黄きみが壊れていた。腐ったものは堅いものよりなお悪い。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
現に僕の知っている玉子屋がそういった、病院では何でもやすい玉子玉子と言って直段ねだんさえ廉ければ上海玉しゃんはいたまでも腐りかかった玉子でも何でもお買いなさると。全く実際だよ。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)