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煮
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にえ
ふりがな文庫
“
煮
(
にえ
)” の例文
みすみす
煮
(
にえ
)
湯ば呑まして知らん顔をしているのだぞ! (段六が何か言おうとするのに押しかぶせて)うう、百姓は弱え、受身だ
斬られの仙太
(新字新仮名)
/
三好十郎
(著)
お茶番のいる広い土間の入口の
潜
(
くぐ
)
り戸をはいってゆくと、
平日
(
いつも
)
に増してお茶番の
銅壺
(
どうこ
)
は
煮
(
にえ
)
たち、二つの
茶釜
(
ちゃがま
)
からは湯気がたってどこもピカピカ光っていた。
旧聞日本橋:05 大丸呉服店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
あれでできるともできないとも、まだ
方
(
かた
)
のつかない未来を中途半端に仕切ってしまった。そうして好んで
煮
(
にえ
)
きらない思いに悩んでいる姿になってしまった。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
罪人等四方にうかびゐたるが、バルバリッチヤの近づくにしたがひ、みなまた
煮
(
にえ
)
の下にひそめり 二八—三〇
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
空が曇っているから、海は
煮
(
にえ
)
切らない
緑青色
(
ろくしょういろ
)
を、どこまでも拡げているが、それと灰色の雲との一つになる所が、窓枠の円形を、さっきから色々な
弦
(
げん
)
に、切って見せている。
Mensura Zoili
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
お孝にお前んの身の上
話
(
はな
)
いて、——何が嬉しい、……俺は二階で聞いて
胆魂
(
きもたま
)
が
煮
(
にえ
)
くり返るに、きゃっきゃっきゃっきゃっと笑うて、
情事
(
いろごと
)
の免許状ようなものを渡いて帰った。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“煮(
煮物
)”の解説
煮物(にもの)または煮物料理(にものりょうり)とは、煮て調理された料理。食材が柔らかくなるまで比較的長時間加熱を行なうものを特に煮込み(にこみ)という。
水(調味料を入れたり出汁を使用する場合も)に食材を入れて加熱する。加熱した食材だけでなく、加熱に利用した液体(つゆ、汁)も利用する場合がある。
(出典:Wikipedia)
煮
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
“煮”を含む語句
煮染
煮込
煮汁
煮立
煮団子
湯煮
煮浸
煮燗
雑煮
佃煮
煮炊
煮焚
煮〆
生煮
煮返
煮附
煮焼
味噌煮
煮凝
半煮
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