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沸
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にえ
ふりがな文庫
“
沸
(
にえ
)” の例文
ピグミーは、そこで刀の方に向き直って腕組みをしながら、しきりに地肌や、
沸
(
にえ
)
の具合を、ながめ入りましたが
大菩薩峠:27 鈴慕の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
と云いかけて
実親
(
じつおや
)
の無慈悲を思うも
臓腑
(
はらわた
)
が
沸
(
にえ
)
かえるほど
忌々
(
いま/\
)
しく恨めしいので、唇が
痙攣
(
ひきつ
)
り、
烟管
(
きせる
)
を持った手がぶる/″\
顫
(
ふる
)
えますから、お柳は心配気に長二の顔を見詰めました。
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
淀川
(
よどがわ
)
を控えて、城を見て——当人寝が足りない処へ、こう
照
(
てり
)
つけられて、
道頓堀
(
どうとんぼり
)
から千日前、この辺の
沸
(
にえ
)
くり返る町の中を見物だから、
茫
(
ぼう
)
となって、夢を見たようだけれど、それだって
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その面の冴えなど、美しい太刀の
沸
(
にえ
)
のようだった。
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
沸
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
“沸”を含む語句
沸騰
湯沸
沸々
沸立
沸返
沸然
沸上
珈琲沸
湯沸器
沸燗
沸湯
鼎沸
沸沸
沸出
大沸
赤沸石
荒沸
大沸騰
熱沸
煮沸
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