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沸返
ふりがな文庫
“沸返”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
にえかえ
60.0%
わきかえ
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にえかえ
(逆引き)
また、
箸
(
はし
)
の倒れた事でも、
沸返
(
にえかえ
)
って騒立つ連中が、一人それまで居なかったのを、誰もいッつけ口をしなかったも
怪
(
あやし
)
いよ。
朱日記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
貞之進の
肚裡
(
はらのうち
)
は一層二層三層倍に
沸返
(
にえかえ
)
って、
突然
(
いきなり
)
その手紙を取って丸め、丸めたのを噛んで前なる川へ
投
(
ほう
)
り込み、現在封を破った上で、持って帰ればいゝとはどこがいゝ
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
沸返(にえかえ)の例文をもっと
(3作品)
見る
わきかえ
(逆引き)
歓楽の大劇場は一瞬にして恐怖の
坩堝
(
るつぼ
)
と化した。幕の外では観客の
沸返
(
わきかえ
)
る騒ぎ、幕の内側では、——五郎が血まみれの
道化
(
ピエロ
)
を抱きおこして
劇団「笑う妖魔」
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
無論、
斯
(
こ
)
うなっては塚田巡査一人の手に負える問題ではない。
高山
(
たかやま
)
からも警官が大勢出張した、岐阜の警察からも
昼夜兼行
(
ちゅうやけんこう
)
で応援に来た。狭い
駅中
(
しゅくじゅう
)
は
沸返
(
わきかえ
)
るような混雑である。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
沸返(わきかえ)の例文をもっと
(2作品)
見る
沸
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
返
常用漢字
小3
部首:⾡
7画
“沸”で始まる語句
沸
沸騰
沸々
沸立
沸湯
沸然
沸上
沸燗
沸沸
沸流
“沸返”のふりがなが多い著者
斎藤緑雨
泉鏡花
山本周五郎
岡本綺堂