“御厩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうまや76.9%
みうまや15.4%
ミマヤ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昌蔵は祖父がまだ中老だった頃の矢倉下の屋敷で生れ、九間町のお小屋で幼年時代を、そして十一の年からは御厩おうまや町の組屋敷の中で育った。
柘榴 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
名はえんあざなは伯寿、本御厩みうまや氏、肥前の人である。蘭医方をジイボルドに受けた。幕府は安政五年に冲斎等を挙げ用ゐるに及んで、さきに阿部正弘が老中たる時に下した禁令を廃したさうである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
今日もかも 都なりせば、見まく欲り、西の御厩ミマヤに立てらまし(以上二首、宅守相聞——万葉集巻十五)
相聞の発達 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)