“帝座”の読み方と例文
読み方割合
ていざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二を引いて上から落ちて来た。卍(まんじ)を描(えが)いて花火のごとく地に近く廻転した。最後に穂先を逆に返して帝座(ていざ)の真中を貫けとばかり抛(な)げ上げた。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あれこそは此世(このよ)の名譽(めいよ)といふ名譽(めいよ)が、只(た)った一人(ほとり)王樣(わうさま)となって、坐(すわ)る帝座(ていざ)ぢゃ。おゝ、何(なん)といふ獸物(けだもの)ぢゃ予(わし)は、かりにも彼(あ)の方(かた)を惡(わる)ういふとは!
たとえひとりの忠盛でも、帝座(ていざ)にまぢかい殿上(てんじょう)へ、地下人を上げるなどは、かれらの狭量と排他性がゆるさない。雲上(うんじょう)の特権を破壊されると感じたのである。スガ目の伊勢こそは、油断がならぬ。