“帝都”の読み方と例文
読み方割合
ていと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
銀座の大通おほどうりに空家あきやを見るは、帝都ていと体面たいめんに関すと被説候人有之候とかれそろひとこれありそろへども、これは今更いまさらの事にそろはず、東京とうけふひらけて銀座の大通おほどほりのごと
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
わが帝都ていとをはじめ、各地の重要地点を一挙にして空爆しようと思ってその機会を狙っていることは実に明かである。
東京要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
御維新後四十五年、帝都ていとはなるゝ唯三里、加之しかも二十歳の若い女に、まだ斯様な葛天氏かつてんし無懐氏の民が居ると思えば、イワン王国の創立者も中々心強い訳だ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)