“一人一人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとりひとり75.0%
ひとりびとり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はいる前によくくつをふき、みんなに一人一人ひとりひとりとしの順に挨拶あいさつをし、それから部屋へやのいちばん末座まつざにいって坐った。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
ひまさへあれば下宿へ出掛でかけて行つて、一人一人ひとりひとりに相談する。相談は一人一人ひとりひとりかぎる。大勢おほぜいると、各自めいめいが自分の存在を主張しやうとして、やゝともすれば異をてる。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
この小さい男がもどってると、思いがけなくなにもらえるので、子供たちはうれしがった。彼は貧乏びんぼうだったけれど、どうにか工面くめんして一人一人ひとりびとり土産物みやげものを持っててくれた。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
それから申し付けられた通り一人一人ひとりびとりの前へ行って辞令を出して挨拶あいさつをした。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)