難詰なじ)” の例文
と、むしろ難詰なじるようなことばでいう。武蔵は、はやく別れた生みの母になんの記憶もなかった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あとで宿老の張昭はつぶやく如く呉王を難詰なじった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さすがの彼も少し面を変えて難詰なじった。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、さすがにやや気色けしきばんで難詰なじった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)