“御褒賞”の読み方と例文
読み方割合
ごほうび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
力ちやんまあ何でいらつしやらうといふ、化物ではいらつしやらないよと鼻の先で言つて分つた人に御褒賞ごほうびだと懐中ふところから紙入れをいだせば
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ざれたる婢女をんな輕口かるくちおとしばなしして、おとき御褒賞ごほうびなにや、ひとものたまこと幼少ちいさいよりの蕩樂だうらくにて、これを父親てゝおや二もなくがりし、一トくちはゞ機嫌きげんかちのたちなりや
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
化物ばけものではいらつしやらないよとはなさきつてわかつたひと御褒賞ごほうびたと懷中ふところから紙入かみいれをいだせば、おりきわらひながらたかちやん失禮しつれいをいつてはならないこのかた御大身ごだいしん御華族樣ごくわぞくさまおしのびあるきの御遊興ごゆうきよう
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)