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御褒賞
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ごほうび
ふりがな文庫
“
御褒賞
(
ごほうび
)” の例文
力ちやんまあ何でいらつしやらうといふ、化物ではいらつしやらないよと鼻の先で言つて分つた人に
御褒賞
(
ごほうび
)
だと
懐中
(
ふところ
)
から紙入れを
出
(
いだ
)
せば
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ざれたる
婢女
(
をんな
)
は
輕口
(
かるくち
)
の
落
(
おと
)
しばなしして、お
氣
(
き
)
に
入
(
い
)
る
時
(
とき
)
は
御褒賞
(
ごほうび
)
の
何
(
なに
)
や
彼
(
か
)
や、
人
(
ひと
)
に
物
(
もの
)
を
遣
(
や
)
り
給
(
たま
)
ふ
事
(
こと
)
は
幼少
(
ちいさい
)
よりの
蕩樂
(
だうらく
)
にて、これを
父親
(
てゝおや
)
二もなく
憂
(
う
)
がりし、一ト
口
(
くち
)
に
言
(
い
)
はゞ
機嫌
(
きげん
)
かちの
質
(
たち
)
なりや
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
化物
(
ばけもの
)
ではいらつしやらないよと
鼻
(
はな
)
の
先
(
さき
)
で
言
(
い
)
つて
分
(
わか
)
つた
人
(
ひと
)
に
御褒賞
(
ごほうび
)
たと
懷中
(
ふところ
)
から
紙入
(
かみい
)
れを
出
(
いだ
)
せば、お
力
(
りき
)
笑
(
わら
)
ひながら
高
(
たか
)
ちやん
失禮
(
しつれい
)
をいつてはならない
此
(
この
)
お
方
(
かた
)
は
御大身
(
ごだいしん
)
の
御華族樣
(
ごくわぞくさま
)
おしのびあるきの
御遊興
(
ごゆうきよう
)
さ
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
褒
常用漢字
中学
部首:⾐
15画
賞
常用漢字
小5
部首:⾙
15画
“御褒”で始まる語句
御褒美
御褒